愛知県の医療事情について

愛知県の先進医療

 先進医療のおかげで、これまで治療が難しいとされていた病気を患っている人や、余命を宣告された絶望的な人に、新たな治療の選択肢が広がり明るい方向性が見えています。
先進医療とは、厚生労働大臣によって認められた高度な医療技術を用いた療養で、平成25年10月現在では、第2項先進医療技術65種類、第3項先進医療技術45種類が設定されており、患者が望み、医師がその必要性と合理性を認めた場合に、受けることができます。
主に、がん治療に多く見受けられますが、先進医療はどこでも受けられるわけではありません。
医療技術ごとに、有効性や安全性などの一定の施設基準に該当した医療機関のみで受けることになります。

 愛知県内の病院数は、首都圏、近畿圏と並び病院数は多いものの、都道府県別人口10万人当たりの病院数で見てみると、決して恵まれた環境とは言えませんが、国公立・私立大学病院、国公立病院など、様々な先進医療を実施している医療機関があります。

例えば、がん疾患専門に扱う『愛知県がんセンター中央病院』では、気管支、肺、消化器、泌尿器、生殖器、乳房、子宮などの悪性腫瘍の治療に、経皮的肺がんラジオ波焼灼療法、ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法、経皮的腎がんラジオ波焼灼療法、パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS−1内服併用療法、パクリタキセル腹腔内反復投与療法、術後のホルモン療法及びS−1内服投与の併用療法、術前のホルモン療法及びゾレドロン酸投与の併用療法 が行われています。


『名古屋大学医学部付属病院』では、上記悪性腫瘍の治療の他、循環器系疾患には骨髄細胞移植による血管新生療法。頭頚部、甲状腺などの悪性腫瘍の治療には抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査。内分泌、栄養・代謝疾患 筋骨格系疾患 小児科疾患 先天性形態異常、変形性疾患、遺伝性疾患 には、培養骨髄細胞移植による骨延長術。感染症にはEBウイルス感染症迅速診断(リアルタイムPCR法)が行われています。

他にも、名古屋第一赤十字病院、名古屋市立大学病院、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院など、様々な機関で多様な先進医療が行われています。

先進医療は治療効果が高いので、難病を抱えた人は誰もが望んでいることです。しかし、一般的な保険診療に比べて医療技術料がとても高額な上に、健康保険適応外のため、いくら先進医療を望んでいても、経済的な理由から受けられる人に限りがあることは事実です。

一般診療との併用が認められ、先進医療に関わる技術料以外の診察、検査、投薬入院などの費用は健康保険適応になっているものの、やはり全額負担という大きな壁が問題なのではないでしょうか。

 

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